JPサルトル Huis closより

「出口なし」

- 地獄とは他人のことだ -

【上演前日の口上】
ゲネプロを観ました。製作している私が書くのも恥ずかしいのですが、実に良い芝居ですね。
「ガルサン:これが地獄なのか。このようだとは思ってもみなかった・・」
私も含めて、観客は出口の無い部屋に閉塞状況にある現代社会の住民を観ます。解放される人は余裕を持ってサルトルの名言を聞くかも知れないし、解放されていない人は 「 地獄とは、他人だ。」と改めて気づき、対処方法を考えるでしょう。
堀川量主
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【解説】
登場人物は4人。客室にボーイが1人の男を案内するところから始まる。その場面は死後の世界。生前はすれ違ったことも無い環境の異なる3人(男・女・同性愛者の女)が、地獄に来てしまった。
ガルサン: Ou sont les pals? (焼き串はどこ?) ]
ボーイ: Quoi? (は?) 
ガルサン: Les pals, les grils, les entonnoirs de cuir. (焼き串、焼き網、皮のじょうごは?) 
ボーイ: Vous voulez rire? (ご冗談でしょう?)

その後ボーイは、女性を1人、また1人と同じ部屋に案内してくる。3人は話し始める。

エステル: Vous etes.. (貴女は・・・?) 
イネス: Qui, la semaine derniere. Et vous? (先週。貴女は?) 
エステル: Moi? Hier. (私?昨日) 
イネス: Vous avez besucoup souffert? (かなり苦しんだの?) 
エステル: Non. J'etais plutot abrutie. (いいえ、むしろボーッとしてたわ) 
イネス: Qu'est-ce que...? (何だったの?) 
エステル: Une pneumonie.~Et vous? (肺炎。貴女は?) 
イネス:Le gaz. (ガスよ) 
エステル:Et vous, monsieur? (貴方は?) 
ガルサン:Douze balls dans la peau. (体に弾丸12発)
 
窓の無い部屋。ドアは開かない。部屋の明かりは消えない。3人は眠気も起きず、お互いを見続けながら、見られ続けながら、永遠にこの部屋に共に暮らさねばならない。

ガルサン:Alors, c'est ca l'enfer. Je n'aurais jamais cru...。(それじゃ、これが地獄なのか。このようだとは思ってもみなかった・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【出演者】
辻登志夫(tsujitsumaぷろでゅ~す): https://kuromon-bcs.com/personality/p0006/
1998年 劇団潮流入団、2002年度関西俳優協議会 新人賞受賞、2007年 「tsujitsumaぷろでゅ〜す」立ち上げ(オリジナル作品の製作を行う)。

黑木てるみ:
1993年 関西芸術座付属研究所 所属、1996年 劇団京芸入団、2008年 退団 のち、フリーの役者として活動中。

村田麻美:https://peraichi.com/landing_pages/view/c-ma-mia
2013年 岡山で役者として活動開始、2016年 バーレスクダンサーの活動開始。現在、広島・岡山・京阪神で芝居かバーレスクの舞台に月に1~2度立つ。

重田祥輝:https://twitter.com/Pon86678154?lang=ms
2016年 役者として活動開始。テアトルアカデミー所属。主に大阪で活動中。 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【感謝】 
 信天翁(大阪市港区八幡屋)
「出口なし」プロジェクト:https://www.facebook.com/marketregain/

期間 2019/09/22 (日)~2019/09/23 (月)
上演時間:約1時間40分(休憩なし)を予定
劇場 シアターカフェ信天翁(大阪市港区八幡屋1丁目10−13、地下鉄朝潮橋下車徒歩7分)
出演
  • 辻登志夫
  • 黑木てるみ
  • 村田麻美
  • 重田祥輝
脚本
演出
サイト

https://www.quartet-online.net/ticket/marketregain?m=0neafej

※正式な公式情報は公式サイトでご確認ください。

スタッフ ●演出:マツキクニヒコ(フラワー劇場代表)、https://twitter.com/flowergekijo、ミュージシャン、演出家、作家、2008年からフラワー劇場代表、演出・音楽製作者・鍵盤奏者として大阪で活動中。

●舞台監督:太田かつじ (Chiroプロ)、chiroro533@softbank.ne.jp 、舞監・大道具の他、離島演劇製作専門家にして離島コネクション保持者。

●照明:ナチブラック・グロNo.1 (劇団ようきたなぁ) 、https://www.facebook.com/gekidanyoukitanaa/ 、1995年劇団ようきたなぁ入団、演劇照明を中心に京阪神で活動中。

●音響:辻まこと(演劇軍団ユニットCongrazie 主宰)、https://twitter.com/mac_congrazie

●作品提供:silsil(女性の心を表現する画家、ライブアート演者)、https://twitter.com/silsil_ism

●製作統轄:堀川量主、1989年劇団マーケットに参加、2002年デビューファクトリー設立と同時に製作(マーケットリゲイン)を開始。
その他注意事項 ●小さいお子様のご入場はご遠慮ください。
●開演時刻の45分前から受付開始ですので、ロビーでお待ち下さい。30分前に開場いたします。
●公演場所「シアターカフェ信天翁」(大阪市港区八幡屋1丁目10−13)へは、地下鉄朝潮橋下車徒歩7分で下記の道順です。
①大阪メトロ中央線朝潮橋4番出口を出ます。歩道橋で道路の向こう側まで渡りきったほうが良いです。地上に降りてしまうと、初めていく場合は道に迷う可能性があります。
②4番出口から歩道橋渡る際に右手に見える方向へ道路を歩きます。
③吉野家前通過します。
④ファミレス前通過します。
⑤八幡屋商店街入り口左手に見えます。(コインパーキングがありますので車でお越しの場合はココに停車が良いでしょう)
⑥商店街に入って中央のドームへ進む
⑦ドーム手前左手に「シアターカフェ信天翁」があります。

シアターカフェ信天翁(大阪市港区八幡屋1丁目10−13、地下鉄朝潮橋下車徒歩7分)(大阪府)

期間 2019/09/22 (日)~2019/09/23 (月)
上演時間:約1時間40分(休憩なし)を予定
タイム
テーブル
9月22日(日)15:00~/19:00~    
9月23日(祝)12:00~/16:00~
劇場 シアターカフェ信天翁(大阪市港区八幡屋1丁目10−13、地下鉄朝潮橋下車徒歩7分)
料金 3,000円 ~ 3,000円
【発売日】2019/08/01 (木)
(3000 円はドリンク代500円を含みます)
購入・予約は、主催者、出演者、スタッフに直接お問い合わせくださるか、主催者のwebをご確認ください。
チケット取扱

powered byCoRich舞台芸術!